伝統ある R&D
オーストリアの R&D 活動には長い歴史があり、世界が注目するような重要な発明がいくつも成し遂げられてきました。
たとえば、ミシンを開発したのは、オーストリア人のヨーゼフ マデルスペルガーです。
船舶の推進機(スクリュー)はヨーゼフ レッセルによって開発されました。
ポルシェ車の生みの親、フェルディナンド ポルシェと、酸に対し安定なペニシリンを見つけ出したチロル地方のビオへミー クンドゥル社も忘れてはならない存在です。
そして今も、オーストリアの R&D は目覚しい成果をあげているのです。
R&D が生み出す多くのチャンス
オーストリア連邦と州政府は 2007 年に R&D に約 25 億ユーロを投資しました。
それに加えて企業も 32 億ユーロ近くを支出しています。
外資系企業の R&D 活動も活発です。
オーストリア国内の民間 R&D 支出(大企業のみ)の 65 %が多国籍企業の負担分でした。
1990 年の 35 %、 1995 年の約 50 %と比べると、外資系企業のウエイトが急激に増加していることがよく分かります。
中小企業もオーストリアの R&D に大きく貢献しています。オーストリア国内には 35 を超える技術センターがあり、技術革新に熱心な約 1,000 社の中小企業がこれらセンターに加盟しています。
研究機関も、オーストリアの R&D 活動のレベルアップに重要な役割を演じています。
国内には 2,800 を超える技術研究機関が存在し、その多くが国際的に高い評価を得ています。そのことは、 ベーリンガー インゲルハイム製薬 や SONY 、 BMW などの各社がノウハウを求めてオーストリアにやってくることからも明らかです。
オーストリアの R&D 環境に惹かれて、この国に開発センターを置く大企業が増えています。たとえば、 バクスター や シーメンス がそれぞれのオーストリア子会社に、グループ内の研究コンピテンス センターとしての役割を持たせています。
外資系企業はすでに、オーストリア国内の民間 R&D 支出(大企業のみ)の 2/3 近くを受け持つまでになっています。
オーストリアは R&D 活動の底上げに熱心に取り組んでいます。 2010 年までに R&D 支出の対 GDP 比率を 3 %に引き上げるのが目標です。
オーストリアの R&D 上位10社
業種:ニュー・テクノロジー をご覧ください。オーストリアの R&D に関する興味深い数字と、 R&D に力を注いでいるオーストリア企業 10 社( 2009 年の純売上高に占める R&D 支出比率の高い企業)のリストが紹介されています。

