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ENERGY GLOBE National Award 2023 Japan 表彰式

オーストリアで創設された国際環境賞エネルギーグローブ賞 ( ENERGY GLOBE Award ) の2023年の国別部門をLocationMind株式会社より提出された「Small World AI - グリーンエモビリティと持続可能な都市計画のためのモジュラーメタ認知メタバース技術」が受賞。12月15日に表彰式を行いました。

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エネルギーグローブ 国別賞 2023: 日本
受賞プロジェクト:   Small World AI - グリーンエモビリティと持続可能な都市計画のためのモジュラーメタ認知メタバース技術
受賞企業: LocationMind株式会社 https://locationmind.com/

写真 左から: クリスティーナ・シェッサ(商務参事官)、柴崎 亮介 (LocationMind Inc. CTO)、 
Haoran Zhang (LocationMind Inc.)、桐谷 直毅 (LocationMind Inc. CEO)


受賞プロジェクト
「Small World AI - グリーンエモビリティと持続可能な都市計画のためのモジュラーメタ認知メタバース技術」というプロジェクトは、日本で行われています。このプロジェクトは、静的なデータセットと動的な人間の移動とのギャップを埋めるために、持続可能な都市計画のための緊急の必要性に取り組んでいます。このプロジェクトは、Locationmind株式会社と東京大学によって共同開発され、Small World AI(SWAI)に焦点を当てています。SWAIは、収集されたデータを分析し洞察を生成するために、地理解析とAIを組み合わせることに重点を置いています。都市はエネルギー消費と温室効果ガス排出の主要な要因であり、特に都市の人間の活動によるものですので、このプロジェクトは、人間の移動データとAIによって駆動されるデジタルツイン技術を活用して、より清潔で持続可能なスマートシティを創造することを目指しています。都市の人口が増加しエネルギー消費が増える中で、この取り組みは重要になってきます。

受賞理由
日本の持続可能な都市計画という差し迫った課題に取り組むことを目的とした当プロジェクトは、地理分析と AI を組み合わせたテクノロジーです。都市がエネルギー消費と温室効果ガス排出に大きく関わっていることを考慮し、リアルタイムの地理空間データを活用したデジタル ツイン テクノロジーを用いて、バイク-シェアリングの最適化、都市における冷房負荷の推定、COVID-19のような状況下で生じる輸送排出量の影響等を評価しています。
組織と個人の双方がエビデンスに基づいた意思決定を行うという、持続可能で情報に基づいた都市の未来への貢献に対する期待が高く評価され、受賞の運びとなりました。


【エネルギーグローブ賞】
エネルギーグローブ賞(ENERGY GLOBE Award)はオーストリア発の環境プロジェクトに授与される国際的な賞(年次)です。エネルギーグローブ賞は世界的にも高い評価を受けている最も重要な環境賞として、毎年、世界中から持続可能な環境プロジェクトが応募されています。
International ENERGY GLOBE Awards / World Award(エネルギーグローブ / 国際賞)はEARTH、FIRE、WATER、AIR、YOUTHの5部門から構成され、各部門における全世界で最も優れた環境プロジェクトが表彰されます。また、2007年よりNational (country) ENERGY GLOBE Awards (国別賞)が設けられ、国単位で最も優れた環境プロジェクトに対し賞が与えられるようになりました。
(ENERGY GLOBE Award URL: http://www.energyglobe.info/ )