毎日の生活のための技術サービス
エンジニアリングサービスは多岐に渡り、あらゆるところで活用されています。オーストリアのエンジニアリング事務所は 50 を超える専門分野で活動しています:
- 建築物理学
- 電気技術
- 内装設計
- 装置技術
- 栽培技術と水管理
- 景観計画と景観設計
- 機械製造
これらの分野は全て生活の質と快適性に貢献。最大の目的は自然保護となっています。コンサルティング、計画および研究の実施、検査の実施や履行の監督、プロジェクトの承認など: エンジニアはあらゆる段階に携わっています。
この産業で最も重視されているのは、生活環境の保全、使い易く効率性に優れた建物、新テクノロジーの採用、およびライフサイクルをとおしての労働や任務文化です。
全世界に向けたエンジニアリングサービス
ロッテルダムの港では、オーストリアのエンジニアリング事務所が、垂直リフト橋のゼネラルプランナーとして、初期設計から施工まで担当しています。基礎と支柱の水中施工や狭い空間条件など、計画および実行には難しい課題がありました。通常の状態では、新しい橋には船が通過できる 2 つの開口部があり、また、高速道路および鉄道も横断しています。橋の上昇時には、大型コンテナ船が通過できます。
新オーストリアトンネル工法(NATM:New Austrian Tunnelling Method )は国際的に知られる工法であり、長年に渡って成功を収めています。オーストリアの研究者チームは、従来の処理を改善して、代替工法の更なる開発に取り組んでいます。
あるオーストリアのプラニングおよびコンサルティング企業は、石油、ガス、水、交通基盤分野の大規模プロジェクトを専門とし、大規模プロジェクトのさまざまな段階に 1 社で対応します。同社は、トルコのトランスアナトリア天然ガスパイプライン、ラオスの水力発電所プロジェクト、およびトルクメニスタンの空港改修に参加しています。
軽飛行機を活用した、遠隔照会用の完全安定化マルチセンサープラットフォームの開発は、オーストリアのエンジニアリングの成果です。そのために開発された安定化システムは世界で唯一であり、データ品質を大幅に改善しました。また、費用効率に大変優れたシステムです。
ノリリスク(ロシア)にあるニッケル工場向けのオーストリアの排煙脱硫設備は、北半球全体の環境保護に大きく貢献しています。合計 25 のプラントユニットで構成される巨大プロジェクトは、絶え間ない凍結、氷点下 57°Cにおよぶ低温、永久凍結地、海路および河路のみの輸送、そして、継続的な運転など、厳しい条件の下で計画されました。
未来の形成
将来の建物は、現在とは大きく異なる社会経済的および社会的な枠組みの下で建築されます。気候変化は、建物の計画、設備、運営に大きく影響します。新しい材料と工法でこれらの条件に対応します。
将来、多くの人がいわゆる「メガシティー」で暮らすようになります。「メガシティー」では、モビリティ、エネルギー、廃棄物および水管理、商業建設物および住居用建設物、さらにレジャー設備の要件が求められます。
過去数年にデジタル化が著しく進んだことで、社会と就労環境は大きく変化しました。あらゆる専門分野で特別なソフトウェアが使用されています。「ビルディング インフォメーション モデリング(BIM)」はテクノロジー、建築業界におけるデジタル化の枠組みの中で、国際的かつ継続的に確立された重要なエレメントです。「ビルディング インフォメーション モデリング(BIM)」は、将来の建築業界のバリューチェーンに影響し、建築工程の組織的な変化をもたらします。