アン・デア・ウィーン劇場 (MusikTheater an der Wien)は、文化を誇るオーストリアにおいて、最も歴史ある劇場の一つです。200年以上にわたる歴史の中で、数々の作品が上演されてきました。ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェンの「フィデリオ」やヨハン・シュトラウスの「こうもり」といったオペレッタの古典作品にはじまり、ミュージカルの時代となった1990年代には「エリザベート」の世界初演など、数々の作品の世界初公演が行われました。数多ある輝かしい出来事の中から、最も新しいエピソードとして国際オペラ賞へのノミネートが挙げられます。
大規模な改修工事のため2年間の閉館を終え、再開館を迎えたアン・デア・ウィーン劇場は、今や公演だけでなく、国際的な注目を集めています。アテネのギリシャ国立歌劇場で開催された国際オペラ賞 (International Opera Awards) 授賞式において、ノミネートを経たアン・デア・ウィーン劇場は「オペラ・カンパニー」部門の「最優秀オペラハウス」の受賞に輝きました。
2024/25シーズンでは、オペラの舞台公演やコンサート公演から革新的な教育プログラムまで、4世紀にわたる音楽演劇の歴史を網羅、その大胆かつ多様なプログラムは審査員によって高く評価され、輝かしく復活を遂げた伝統あるオペラハウスは「オペラ・オスカー」を受賞しました。
国際オペラ賞は2013年から毎年授与されています。オペラは他の音楽・文化賞といったカテゴリーの一つですが、国際オペラ賞は五大陸における音楽舞台芸術の卓越した功績を表彰するものです。オペラ界で最も権威のある賞の一つであり、オペラや舞台芸術を愛する人々からの投票も行われています。受賞者は、「オペラ」誌の監修の下、アーティスト、批評家、文化マネージャーで構成される国際的な審査員によって選出されます。また、才能あるオペラ専門家には助成金も授与されます。