- 欧州宇宙機関(ESA)の地上通信ネットワークEstrack誕生50周年
- 巨大なアンテナを備え、ESAによる宇宙ミッションでの安定した通信を支えてきた、スペイン、セブレロス局開設20周年
- 作曲家ヨハン・シュトラウス2世の生誕200周年
- ウィーン交響楽団 創立125周年
「ワルツ・イントゥ・スペース(Waltz into Space)」ミッションは以下の4件の記念日を祝福します。2025年5月31日に、ウィーン交響楽団がシュトラウスのワルツ「美しく青きドナウ」を演奏するコンサートを開催し、ESAがこの演奏をセブレロスのアンテナを通じて宇宙へとライブ送信されます。
ついに、このワルツが宇宙に届けられることになりました。スタンリー・キューブリック監督による映画「2001年宇宙の旅」以降、「美しく青きドナウ」は多くの人々にとって非公式なスペース・アンセム(宇宙の国家)として親しまれています。しかし、このワルツは、映画公開からわずか数年後、1977年にNASAが打ち上げたボイジャー探査機のゴールデンレコードに収録されることはありませんでした。地球から地球外生命体へのメッセージを運ぶ2つの記録媒体には、画像、自然音、様々な言語でのメッセージ、世界の名曲27曲が収められていましたが、「美しく青きドナウ」は含まれていなかったのです。
ウィーン観光局は、なぜこのような事態になったのかをユーモラスな動画で紹介しています。
humorous video by the Vienna Tourist Board.
この「不手際」が、2025年5月31日午後9時30分(中央ヨーロッパ夏時間)に修正されます。「Bridge between Earth and Space(地球と宇宙の架け橋)」による美しく青きドナウはライブで体験することが可能です。15分間のライブ配信に関する詳細は、ウィーン観光局の「宇宙へのワルツ」ページからご確認ください。
Waltz into Space page of the Vienna Tourist Board.