開発協力の目的とは、貧富の差を縮め、平和を保障し、人間として当たり前の生活環境を維持することです。オ-ストリアの開発政策については、欧州関係・外務省が所轄官庁として調整を行っています。
オ-ストリアによる開発政策の目標は、三カ年計画において改訂され、閣僚会議で承認を受けます。2022-2024年の三カ年計画には、オ-ストリアの開発協力の質や量に関する記述も掲載されています。
OEZAとADA
欧州関係・外務省(外務省)は現在、次の主要地域に焦点を当てています:西アフリカとサヘル、東アフリカとアフリカの角、南部アフリカ、ヒマラヤ - ヒンドゥークシュ地域、パレスチナ自治区、西バルカン諸国と南コーカサス。
オ-ストリア開発協力局(OEZA)は、戦略やプログラムを考案しています。オ-ストリア開発庁(ADA)は、OEZAのパートナー諸国におけるすべての二国間プログラム / プロジェクト実行に関する権限を持ち、OEZAの二国間プログラム実施に使用する予算を管理しています。ADAは非政府組織や企業と密接に連携しています。
ÖFSE (オ-ストリア開発援助研究財団)
オ-ストリア開発援助研究財団(ÖFSE)は、開発途上国、開発協力ならびに開発政策に関するテーマの情報提供機関です。
ÖFSEの学術担当部門は、以下の重要テーマについて情報、分析ならびにコンサルティングを提供しています。
- オ-ストリアの開発協力と開発政策
- 国際的な開発政策 / 経済政策
- 教育協力
- 教育と持続的発展
- 貧困撲滅のための戦略
オ-ストリア開発協力局(OEZA)の重点課題である経済・開発では、民間セクターと開発協力局との相互作用ポテンシャルを活用しています。ここから、現地の企業や人々が利益を受けています。
企業向け支援および相談
オーストリア開発庁(ADA)はオーストリア開発銀行と協同し、発展途上国や新興国での革新的なプロジェクトやアイディアに対する財務支援を ビジネスパートナーシップに基づいて提供しています。
ビジネスパートナーシップを通じて、開発協力の経験と共に、起業家精神と持続可能なビジネス・アイデアが取りまとめられます。企業に対するリスクを減少させると同時に地元住民のための生活状況の改善を図り、関係者全てにとってWin-Winの関係を築きあげます。
そのほか、ADAは以下のサービスを行っています。
- 専門家によるコンサルティング / 専門家の斡旋
- ビジネスパートナーシップに対するプロジェクトへのアドバイス
- プロジェクトサポートとモニタリング